・有坂汀を作ったもの(マンガ篇)

日本のマンガは「MANGA」として今や世界中で読まれ、「クール・ジャパン」の中でも重要な位置を占めるものになりました。ここでは私、有坂汀が自分の人格形成をなす上で大きな影響を受けた漫画を紹介します。その一部は幣ブログ『誇りを失った豚は、喰われるしかない。』においても取り上げておりますが、ここでは本格的に。リストアップしてわかったはことは、『週刊少年ジャンプ』を私は中学校を卒業とともに『訣別』したのですが、「努力・友情・勝利」をスローガンにする少年ジャンプ「イズム」に大きな影響を受けたと再認識した次第です。


・マーダーライセンス牙

平松伸二著 ホーム社

 

「牙を突き立てろ!」

日本でただ1人「殺人許可証(マーダーライセンス)」を持つ男、木葉優児が法で裁けぬ悪を斬るアクション巨編です。



・ブラック・エンジェルズ

平松伸二著 集英社

 

主人公の、雪藤洋士はアルバイトをしながら自転車で日本一周の旅をするウラで、社会に潜む悪しき者を憎み、闇に紛れて制裁を下す“黒い天使”としての顔を持つという平松氏お得意の「勧善懲悪」が色濃く反映されたアクション巨編です。

「地獄へ落ちろ!!」

の言葉と共に雪藤の冷徹なスポークが突き刺さるシーンはとても印象的でした。



・弱虫ペダル

渡辺航著  秋田書店



ママチャリで激坂を登り、秋葉原通い、往復90kmを疾走する「Aボーイ」の高校生・小野田坂道君が何の因果か自転車競技部へ、壮絶な自転車競技を圧倒的な筆致で描き、登場人物も魅力的な人物ばかりで、久しぶりにハマッたマンガです。



・Slam dunk

井上雄彦著   集英社



歴史的な大ヒットを記録したバスケットマンガの金字塔です。好きな女の子に振り向いてもらいたい一心でバスケを始めた主人公の桜木花道が驚異的なスピードで成長を遂げる姿は圧巻です。



・グラップラー刃牙

板垣恵介著  秋田書店



「地上最強の生物」と呼ばれる範馬勇次郎を倒すべく、修業を重ねる主人公、範馬刃牙の成長を描いた格闘技マンガです。壮絶な格闘描写に惹きつけられます。



GS美神極楽大作戦!!

椎名高志著  小学館



ボディコン服にダイナマイトバディーを包んだヒロイン、ゴーストスィーパー美神令子と彼女の体目当てに薄給でアシスタントを務める横島忠夫。そして幽霊のおキヌちゃん(後に人間として復活)が繰り広げるオカルトコメディです。美神さんの強烈なキャラクターが印象的です。



・修羅の刻

川原正敏著  講談社


「歴史の影に『陸奥』あり!」この作品は『修羅の門』の外伝として激動の時代を生きた歴代継承者達を描いた「時代劇」です。個人的には「陸奥」の名を捨てて海を渡った『東編』がお気に入りです。



・修羅の門

川原正敏著  講談社



「千年不敗」の古武術・陸奥圓明流の継承者である陸奥九十九が世界中の強者と戦う格闘技マンガです。続編である『第弐門』が先日、完結しましたが、私はそれを読むために今まで生きてきたのかもしれません。



・ミスター味っ子

寺沢大介著 講談社


続編である『Ⅱ』も『イブニング』誌で連載された料理漫画のパイオニア的作品です。亡き父が残した日之出食堂を母と一緒に支える主人公味吉陽一の前に『味皇』こと村田源二郎が現れ…そこから陽一君の料理アドベンチャーが繰り広げられます。



・ナニワ金融道

青木雄二著   講談社



マルクスの『資本論』とドストエフスキーの『罪と罰』を下敷きに、現代社会にまつわる「金」についてのひきこもごもを描き尽くした傑作です。紹介されている金融に関する知識は時とともに古びて生きますが、人間の中にある『業』は普遍のようです。



・軍鶏

たなか 亜希夫著 橋本以蔵原著

講談社


『イブニング』誌にて2015年3号掲載分が最終回となったダークヒーロー。成嶋亮を主人公にした格闘技マンガです。「格闘」の持っている負の側面である、暴力の手段としての要素や、90年代以降激変した日本社会の闇、人間心理のダークサイドに大きくスポットを当てている作風が特徴です。



・覚悟のススメ

山口貴由著 秋田書店



「ホルモン漫画」

と一方で囁かれておりますが、オーソドックスな少年漫画のストーリーに山口先生の卓越した画力とハードな世界観の構成が相まって、いつ読んでも魂を揺り動かされる作品です。



・AKIRA

大友克洋著 講談社


世界中で大ヒットを記録した大友克洋氏のSFアクションコミックです。第3次世界大戦から38年の「ネオ東京」を舞台に繰り広げられるハードな世界はもはや「古典」の領域です。



ゴーマニズム宣言

小林よしのり著  幻冬舎


「平成の奇書」として漫画家、小林よしのり氏が放つ「ゴーマニズム」です。思想・言論界のみならず、日本社会をリードし、動かし続けてきましたが、年を経るに従い、彼の言葉を相対視出来る様になりました。



・三国志

横山光輝著  潮出版社



あまりにも有名な「桃園の誓い」から諸葛孔明が「北伐」の果てに五丈原でその命を終えるまでの壮大な三国志の舞台を描いた普及の名作です。私も大いに影響を受けました。



・ボンボン坂高校演劇部

高橋ゆたか著  集英社

 

時計坂高校に入学した順菜正太郎は、日比野真琴に一目惚れするも、演劇部の部長である徳大寺ヒロミに目を付けられ…。と高校演劇部を舞台にしたラブコメですが、今思い返してみると多種多様な性癖を持った登場人物が描かれていて、僕が比較的LGBTなどの「セクシャルマイノリティー」に対して寛容な態度を取ることができるのも、この作品による影響が大きいのかもしれません。



・デビルマン

永井豪・ダイナミックプロ著  講談社



人間の心に悪魔の力と姿を持つデビルマン。不動明を主人公に、のちに「大魔神サタン」として敵対し、最終戦争へと突入する飛鳥了との関係を軸に、黙示録的な展開が描かれるマンガ史に残る傑作の一つです。



・狂四郎2030

徳弘正也著 集英社


徳弘正也氏による近未来のディストピア社会を描いたSFアクションラブコメです。あおり文では

「近未来SF冒険SEXYバイオレンスラブロマンスせんずりコメディちんこ漫画」

という触れ込みですが、人間の「ダークサイド」をかなり踏み込んで描いていますので、好き嫌いが分かれるかもしれません。



・空手バカ一代

原作:梶原一騎、画:つのだじろう・影丸譲也。 講談社



極真会館創始者・大山倍達総裁の半生を描いた自伝的マンガです。大山総裁が「昭和の宮本武蔵」にならんと難行苦行を経て自らの「空手道」を確立するまでが描かれ、のちの格闘技界に大きな影響を与えた作品の一つです。



るろうに剣心~明治剣客浪漫譚~

和月信宏著 集英社

 

アニメ、OVA化され、実写映画化もされた週刊少年ジャンプの目がヒット漫画のひとつです。自らのことを「流浪人」と称する主人公、緋村剣心を主人公に、明治日本の時代が描かれます。



・はだしのゲン(中公文庫)

中沢啓治著 中央公論社



漫画家、中沢啓治氏の実体験をベースにした自伝的漫画です。主人公の中岡ゲンが戦中戦後の激動の時代を必死に生き抜こうとする姿を描いた傑作です。



・幽★遊★白書

冨樫義博著   集英社




アニメ化もされ、大ヒットを記録した90年代『週刊少年ジャンプ』看板作品の一つです。オカルトや格闘要素を織り交ぜながら、主人公の浦飯幽助とその仲間たちの活躍を描く冒険活劇であり、個人的には「魔界の扉編」で敵として浦飯たちに立ちはだかる仙水忍が大のお気に入りでした。



絶望に効く薬-ONE ON ONE-

山田玲司著 小学館


『ヤングサンデー』誌(現在は休刊)にて連載されていた漫画家、山田玲司先生による対談マンガです。正直、山田先生と僕は思想的にぶつかる部分が少なくないですが、このマンガは素直にすばらしいと思え、のちにここに取り上げられている人々とSNS上でやり取りが出来るようになり、その点ではとても感謝しております。



・カムイ伝

白土三平著 小学館


漫画家、白土三平先生の描かれた不朽の名作です。全三部構成。しかも未完であるにもかかわらず、その魅力は決して色あせることはありません。


後に知ったことですが、この作品は全共闘世代の学生たちに強く支持され、「時代の申し子」といっても良いと思います。


僕がこれを読んだのは2008年。1ヶ月ほど東京に逗留していた時期のことで、登場人物たちに当時の自分の境遇を重ねておりました。



・毎日かあさん

西原理恵子著 毎日新聞社

 

 

第8回文化庁メディア芸術祭賞
第9回手塚治虫文化賞
第40回日本漫画家協会賞

を総なめにした2002年より毎日新聞にて連載されている漫画家、西原理恵子画伯による大人気「実録・家族マンガ」です。西原画伯の力強い「かあさん」ぶりと、二人のお子さんたちの成長振りがたまりません。



風の谷のナウシカ

(アニメージュコミックスワイド版)                      

宮崎駿著 徳間書店


僕が18歳。高校を卒業して浪人生活を送っていた時期に読んでいた漫画本の一つです。初めてマンガ版の『ナウシカ』を読んだときは

「え? コレ映画版と全然展開がちがうじゃん!?」

と混乱したことを覚えて推します。宮崎駿監督の重量級の思想が展開されております。